フクロウの飼育は初心者でもできる!ビギナー向けの種類&用品まとめ

映画などにも登場し、
今ではカフェなどもあるフクロウ。

日本でも不苦労という当て字で
幸せを呼ぶ鳥として、
昔から親しまれています。

またペットとしての流通も盛んで
フクロウを飼ってみたいと思う人も
多くなってきましたが、
インコなどよりもまだまだ流通が少なく、
飼育に関して調べても不明な点が多い動物です。

実際にフクロウは、
初心者でも飼えるのでしょうか?

今回はフクロウをはじめて飼う人に向けて、
飼いやすいビギナー向けのフクロウの種類や、
飼育に必要な道具について
詳しく紹介していきます。

フクロウは初心者でも飼える?種類はどんなのがいい?

人気のファンタジー映画や、
近年のペットカフェブームで
その人気を集めているフクロウ。

昔よりも触れ合える機会も多くなり、
自分自身も飼ってみたいと思う人も多いですが、
実際には初心者でも飼えるのでしょうか。

フクロウはインコなどの鳥類とは異なり、
餌や飼育環境は若干特殊な部分があります。

ですがこの問題さえクリアすれば、
初心者でも飼育することは可能といえます。

また人に慣れるまでに
時間がかかるフクロウですが、
中には比較的懐きやすい種類もいます。

初心者の人はこの懐きやすい種類の
雛から飼育してみるのがおすすめです。

フクロウを飼いたい!初心者向けおすすめランキング5

ここからはフクロウの飼育経験がない
初心者でも比較的飼いやすい、
おすすめのフクロウ
を紹介。

どんなフクロウを飼おうか
決まっていいない人も、
まずはこのフクロウの中から
選んでみるのもひとつの手ですよ。

ビギナー向けフクロウ1:メンフクロウ

メンフクロウは名前の通り、
まるでお面を被っているかのような
顔が特徴的
なフクロウです。

ヨーロッパやアフリカ、
オーストラリアなどに広く分布し、
体長は40cm前後とやや大きめ。

また自然界では完全な夜行性のため、
昼間はほとんど寝ていますが、
飼育下においては日中でも
起きていることが多い
ようです。

性格は野性味が強く神経質な部分があり、
環境の変化や物音でも
ストレスになってしまうことがあります。

基本的には穏やかな性格なので、
雛のころから信頼関係を築ければ、
手乗りなども楽しむことができます。

ビギナー向けフクロウ2:アフリカオオコノハズク

アフリカコノハズクは、
フクロウの中でもコノハズク属で、
頭の横にピョンと出ている飾り羽が特徴です。

フクロウの中でも小型の部類で、
体長は25cmで体重は約200gと
手のひらサイズの小ささです。

性格は好奇心旺盛で人に懐きやすく、
雛のうちから育てると
さらに仲良くなれることが多い
ようです。

ビギナー向けフクロウ3:シロフクロウ

シロフクロウは
有名な映画にも登場したことがあり、
一度は見たことがある人も多い
フクロウではないでしょうか。

シロフクロウはオスとメスで
羽の模様が異なります。

オスは全身真っ白な羽に覆われていますが、
メスは白と黒のまだら模様をしているので、
他のフクロウよりも雌雄の見分けが
つけやすいのも特徴
です。

性格は野性味が強く気性が荒い面があり、
小さな頃から接していないと、
人に慣れにくいところがあります。

またシロフクロウは北極圏の
寒い地域に住んでいるフクロウなので、
暑さが苦手
です。

夏場は静かな涼しい場所で
飼育できる環境を整えてあげましょう。

ビギナー向けフクロウ4:コキンメフクロウ

コキンメフクロウは、
ヨーロッパや中国などの
国に分布していて、
サイズは約23cmと小さめの
小型フクロウになります。

性格は頑固な面があり、
スキンシップは苦手な方
です。

神経質なところもあり、
環境や温度変化にも敏感なので、
ストレスにならないよう注意しましょう。

小さいうちから人に慣れさせれば、
ある程度のスキンシップは可能です。

ビギナー向けフクロウ5:モリフクロウ

ヨーロッパやアフリカ北部に生息する
モリフクロウは体長が45cm程の
中型のフクロウ
になります。

性格は比較的おとなしく、
雛から育てれば人に懐いてくれるので、
初心者の人にもおすすめです。

ですが繁殖期には
少々気性が荒くなることがある
ので、
注意が必要です。

フクロウの餌ってどんなもの?

こちらの動画はフクロウの
餌やりシーンを撮影したものです。
パクパクと食べる姿がとてもかわいいですね!

フクロウの種類は猛禽類になり、
自然界ではネズミなどの小動物やカエル、
昆虫などを食べて生活
をしています。

基本は肉食になるので、
飼育下でも肉食の餌を与えます。

こういった肉食動物用の餌として、

  • ウズラ
  • ヒヨコ
  • ラット

などが冷凍で販売されています。

与える際は必要な分だけを解凍し、
食べやすいように捌いて
あげる
ようにしましょう。

またフクロウの中には昆虫を食べる種類もいるので、
こちらも餌用の昆虫を購入して与えます。

フクロウの値段は高い?

フクロウはペットとしての歴史が浅く、
そこまで流通がないため、
他の鳥類と比べると値段は高めです。

流通が多い種類は、
10万円から20万円前後で購入が可能ですが、
希少なフクロウになると、
30万円から70万円近くする種類もいます。

安い値段のフクロウを知りたい人は、
こちらの記事を参考にしてください。
⇒フクロウの価格!安い値段で買うことが出来る種類とは?

フクロウを飼うのに許可はいらない

ペットショップで販売されているフクロウは、
人工的に繁殖させた個体になるので
基本的には許可は必要ありません。

ですが野生のフクロウを捕まえて飼うことは、
鳥獣保護法により飼育が禁止されています。

もしケガをしたフクロウを保護した場合は、
住んでいる自治体に連絡をし、
必ず許可をもらう
ようにしてください。

フクロウを飼うのに必要なものなどは、
こちらの記事でも紹介しています。
⇒フクロウを飼うのに資格はいる?許可は?必要なものをまとめてみた

フクロウの飼育に必要な用品

フクロウの飼う際には、
快適に過ごしてもらえるように、
飼育用品を用意する必要があります。

主な飼育用品を紹介していきましょう。

温度・湿度計

環境や温度変化に敏感なフクロウは、
ちょっとした温度変化も
ストレスになる
ことがあります。

常に快適な温度や湿度を保てるように、
温度計や湿度計で管理してあげます。

暑い場合は冷房などを使い冷やし、
寒い場合は暖房や保温器具などで
暖めてあげましょう。

体重計

鳥類は具合が悪くても、
なかなかその素振りを見せません。

というのも自然界では具合が悪そうな
動物は他の動物よりも狙われやすく、
命の危険があるため、
必死に隠そうとしてしまうのです。

ですので具合が悪そうになったときは、
すでに手遅れの場合も多くあります。

取り返しがつかなくなる前に、
毎日体重計で測定し、
体調管理をしっかりしましょう。

ピンセット

ピンセットはフクロウに
餌をあげる際に必要
になります。

直接手から与えることもできますが、
手を出すと餌が貰えると覚えてしまい、
突進して突いてくることもあり危険です。

基本的にはピンセットを使って
餌をあげる
ようにしてください。

アンクレット・ジェス

アンクレットは
フクロウの脚に取り付ける革製のもので、
繁殖個体を証明するための
足環の下に取り付けます。

ジェスはアンクレットに通して使うもので、
飛んで行って迷子にならないよう、
係留するために使用します。

止まり木

止まり木はフクロウの安心できる
テリトリーを作るのに大切なもの
です。

また長時間、羽や尾が床についていると
羽がすれてしまいボロボロになってしまいます。

キレイな羽を保つためにも、
止まり木は大切な飼育用品といえます。

ファルコングローブ

フクロウなどの猛禽類は
脚で獲物を掴むこともあり、
その爪はかなり鋭く握力もあります。

小型のフクロウはそこまで力がないので、
薄手の革手袋でも代用ができますが、
中型から大型のフクロウを飼育する場合は、
厚手のファルコングローブがおすすめです。

ファルコングローブには、
フクロウを係留しておけるリング付きなので、
万が一の時にも安心
です。

まとめ

今回は初心者にも飼いやすい
フクロウの種類や飼育用品について
紹介
してきました。

最近はペットとして人気のある
フクロウですが、
ペットとして品種改良された動物ではないので、
慣れやすいといっても個体差があり、
一般的なペットよりも大変
な面もあります。

できるだけ安いフクロウを探している人は、
こちらの記事もおすすめです。
⇒フクロウの価格!安い値段で買うことが出来る種類とは?

ペットは本体だけではなく、
普段お世話をする飼育道具や餌代、
万が一の時の病院代など
色々なお金がかかってきます。

フクロウは10年以上生きる種類がほとんどで、
一度飼い始めれば、
最後までお世話をする責任があります。

自分の無理のない範囲で飼うようにしましょう。


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