あなたも街中や家の近くでたくさんの鳥が
群れで飛んでいたり電線に止まっているのを
見たことがあるのではないでしょうか?
もし鳩よりも少し小さく黒っぽい体をしていたら
それは野鳥の「ムクドリ」だと思われます。
比較的ポピュラーな野鳥なのであらゆるところで
見ることができますが少し地味な柄で
実際はそこまで知名度は高くありません。
群れで行動しているため、糞の被害にあったり
鳴き声の騒音で困っていたりと、
あまり良いイメージは持たれていない
かもしれませんね…
今回はそんなムクドリの雛を保護した場合や、
巣を作られてしまった場合の
対処法を解説をしたいと思います!
ムクドリの雛の餌の3種類について紹介!
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ムクドリは民家や庭の木などでも
良い場所さえあれば巣を作って繁殖します。
もしも巣から落ちてしまったムクドリの雛を
保護したら何を与えれば良いのでしょうか?
筆者も小学生の頃に登校中の道で
道端に落ちてしまったムクドリの雛を
見つけたことがありましたが、
努力虚しく星になってしまいました…
ちなみに保護する時の注意として、
しばらく様子を見てみても親鳥が来なかったり
自分では飛べないほどの幼鳥でない限りは
無闇に手を出してはいけません。
どうしても保護が必要な場合は、
次に紹介する餌を与えて応急対処しましょう!
1.昆虫
まず基本の餌である昆虫です。
とはいっても常備している人はほぼ
いないと思うので、可能な範囲で昆虫を
捕まえてきて与えることになります。
餌となる昆虫は芋虫、蟻、蛾、蜘蛛、
バッタ、蝿などなど…
昆虫食の強い雑食性なので、比較的なんでも
昆虫は食べてしまいます。
ただし、1日にたくさん食べるので、
捕まえて与えるのは至難の技かもしれません。
2.ミルワーム
鳥以外にも爬虫類のペットの餌として
ペットショップで販売されている幼虫餌の
ミルワームがあれば好ましいです。
ムクドリの普段食べるものと似ていますし
昆虫を捕まえるのとは違って
購入してしまえばあとは与えるだけです(笑)
しかし雛はまだ食べるのが上手ではないので
ミルワームが食べられた後に雛の
そのうなどを食い破るということもあるため
注意が必要です。
安全のためにミルワームの頭をピンセットで
潰してから与えてあげましょう。
3.白ボレー
先述した昆虫やミルワームは雛にとっても
好物なので食いつきは良いのですが
栄養面を考えると少し不十分な点があります。
昆虫やミルワームは脂肪分が多いため
偏った栄養になってしまうんです。
そのため、昆虫ばかりを与えずに
不足した栄養も補える白ボレー粉を一緒に
与えると良いでしょう。
ボレー粉はペットショップで購入することができ
不足するビタミンを補うことができます。
以上がムクドリの雛の餌でしたが、
いざ家に巣を作られてしまったら
どうしたら良いのでしょうか?
ムクドリの巣を駆除するには業者に依頼するべき?
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ムクドリは、民家の雨戸と窓の隙間の
戸袋に巣をよく作って住民を困らせています。
というのも、営巣による悪臭や
ダニの被害があるためです。
特にダニの繁殖はかなりの害で
住んでいる家族みんなに被害が及ぶため
早急な対処が必要になってしまいます…
とはいっても、勝手に野鳥を駆除しては
法律違反になってしまうため、
被害が甚大な場合は専門業者に
依頼するのが賢明です。
それでは、業者に駆除をお願いした場合は
どのくらいの費用がかかるのでしょう?
ムクドリの巣の駆除を業者に依頼する場合の費用は?
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通常は業者に頼むと3万円はかかると見込んで
おいた方が良いでしょう。
ただし、業者や地域によって様々なので
一概にいくらとは言えません。
とにかくまずは役所に相談してみると
手続きなどアドバイスをくれたり
業者を紹介してもらえるかも
しれませんので無難ですね。
しかし、どうしてもそんなに払えない…
という場合に、業者に頼まずに自分で
対処するという選択肢はないのでしょうか?
ムクドリの巣の駆除は自分で行うことも可能なの?
被害にあった方の中には、親鳥がいない
隙を見て別に用意した巣箱に自力で
巣を移動させるという方もいました。
巣箱は元々の巣の近くに分かるように
設置してあげれば親鳥も気付けます。
これは道具と技術があれば業者よりも
安く済みますが、ただデメリットとしては
その後親鳥が世話をしない可能性がある事です。
また、怪我をさせてしまったり死なせてしまうと
野鳥に危害を加えたという事で法律違反にも
なりますのでリスクがかなり高いです。
なので、やはり駆除となると確実に安全に
行ってくれる専門業者にお任せするのが
ベストな方法と言えるでしょう。
もし自宅だけではなく広範囲にわたって
ムクドリの群れが住み着いてしまい
近隣の迷惑になっているようであれば
駆除対策を役所に依頼しましょう。
Youtubeには実際に市役所からの依頼で
対策をしている映像を見ることが出来ます。
(鳴き声が大きいので音量注意です!)
こういった大規模のムクドリの群れの被害は
時折ニュースでも取り上げられるほど
住民にとっては頭を抱える問題で
害鳥と呼ばれてしまうのも仕方ありません…
まとめ
ということで、今回はムクドリに
スポットを当てて雛の餌や駆除について
解説してきましたが参考になったでしょうか?
もしもムクドリの雛を保護せざるを得ない
状況になったらまずは保温して
少量の砂糖水やスポーツドリンクと
今回紹介した餌をあげましょう。
また、家に巣を作られてしまったら
卵が孵化する前に対策をうったほうが
被害が少なく済むので良いでしょう。
雛が孵ってからだと駆除や移設が大変で
ダニの被害も爆発的に増えてしまうため
出来るだけ早い対処が必要になります。
そして駆除を検討する際はまず
近くの役所の窓口に正しい対応策を
相談して確実に対処しましょうね。
一度巣を作られたことがある場合や
開け閉めしない戸袋がもしあれば、
鳥撃退グッズをあらかじめセットして
巣を作らないようにさせるのも手です。
ムクドリの他にもスズメが家に巣を
作ってしまった…などでお困りの方は
こちらの記事も参考にしてみてください!
⇒スズメの巣の駆除はどうする?正しい撤去方法について【取り扱い注意】
野鳥も生きるためにしていることなので
少し心が痛みますが…どうしても被害が
甚大なようであれば、今回紹介したような
駆除対策を検討してみてくださいね。