インコを保護して返さないのは犯罪?警察への届出は必要?

迷子の動物を見かけたこと
ほとんどの人があるんじゃ
ないでしょうか。

なんだかキレイな子なんだけど、
側に人間がいない・・・。

そんな現場を見てしまうと、
人懐こい子であるほど放っておけません。

犬猫はもちろん、最近では鳥などの
エキゾチックアニマルも増えてきました。

野良インコなんてものがいるくらい、
脱走数が増えているようです。

もし迷子のインコを保護した場合、
私たちはどのような行動を
取れば良いのでしょうか。

保護しているうちに
情が移ってしまった場合って、
返さないという選択肢
アリなんでしょうか。

普通に考えれば、返さないというのは
無理っぽいですが・・・?

インコを拾った!交番に行くべき?

インコを拾った場合、とりあえず
交番に連れていくというのは
どうでしょう。

警察署よりは身近にあるし、
もしかしたら飼い主さんが
近くの交番にチラシを貼らせて
もらっているかもしれません。

警察署の方がおうちや保護現場に
近い場合には、警察署でも良い
思います。

念のため近隣地域の交番や警察署にも
届け出を出しておくと、飼い主さんが
見つかる可能性が高くなります。

警察は遺失物のことまで近隣の地域と
連携しているわけではないんです。

動物を拾ったときの鉄則として、
飼い主さんが名乗り出ない、
見つからない、里親も見つからない
場合には

自分が飼うという覚悟は
決めておいてから保護してくださいね。

警察に届出を出す義務はあるの?

そもそも警察にインコを拾ったことを
届け出る義務はあるのでしょうか。

実は迷子動物は、遺失物扱いになります。

日本の法律上では動物は
飼い主さんの「所有物」にあたる財産の
1部なので、インコを拾った場合は

財布を拾った場合と同じように
届出をする必要があります。

最寄りの警察署や交番で
遺失物の手続きをして、
できれば動物愛護センターにも
連絡してあげてください。

大事にされている子なら、
飼い主さんは警察と愛護センター
連絡して自分のペットが来ていないか
確認をしているはずです。

もし手続きをしなかった場合には、
命を守るための保護だったとしても
窃盗になります。

インコを保護したら?その後の行動

動画は野良になっちゃったインコです。

人に飼われていた種類の動物は、
野生ではなく野良といいます。

インコを保護したら、まずは
インコを温めてあげる設備を
作ってください。

段ボールの中にタオルと湯たんぽ
いれて、水と餌を設置します。

迷子になって見知らぬ人に保護された
インコは、大抵その時点で
少し弱っています。

羽を膨らませていないかなど
全身状態を見て、
あんまり調子が悪そうなら動物病院へ
連れていってあげてください。

あとはなるべくストレスを与えないよう、
そっと様子を見てあげてください。

インコを飼い主さんじゃなくても
捕まえられるということは、

よほど大事にされていて
人間が大好きな子か
よほど弱っているかです。

特に前者の場合には飼い主さんも
必ず必死になって探しているので、

とりあえずの保護セットを整えたら
警察や愛護センターに
届け出てくださいね。

動物病院へ行ってみるのも良い手で、
鳥類を見てくれる動物病院なら
その子を知っているかもしれません

動物病院の獣医師や看護師さんは、
通ってきている動物の顔は
結構覚えていますよ。

インコの飼育にかかる費用も
紹介しているので、
チェックしてみてください↓

⇒インコの飼育にかかる費用!必要なものをジャンル別で紹介!

もしかしたら自分のうちの子に
なるかもしれないので、
知っておいて損はありません。

ペットに所有権はあるの?

ペットにも所有権が存在します。

といっても、生き物としてではなく
「所有物」としての所有権です。

そのため飼い主さんが
名乗り出てきた場合には
返さなければいけないし、
もしそれを拒否したら窃盗になります。

ただし遺失物として届け出てから
3ヵ月間飼い主さんが
名乗りでなかったら、
拾った人に所有権が移ります。

お財布とかよりも期間は短いんです。

権利がうんぬんよりも、
迷子ということはそれ以前に
大事に大事に飼われていた
経緯のある子です。

大事に飼っていた飼い主さんが
いるはずなので、
もし情が移ってしまっても

飼い主さんが名乗り出た場合には
お返しするのが人間としての
行動ではないでしょうか。

保護した子に明らかに虐待のあとが
あったり飼い主を名乗る人に
怯えていたり、

飼い主じゃないのに
飼い主として名乗り出てきた場合には
そう言い切ることはできませんが・・・。

ほとんどの子は大切に愛情を
注がれていた子なんです。

警察が保護してくれる期間は?

保護した動物を警察で
保護してもらう場合、
どのくらいの期間なんでしょうか?

これは地域によってもまちまち
なんですが、大体1週間くらい
多いようです。

1週間くらいたっても飼い主さんが
判明しなかった場合には、
愛護センターへ引き渡されます。

早いと1日なんて場合もあるので、
もし自分のペットが迷子に
なってしまったときには
早急にほうぼうへ連絡してください。

のんびりしていると、見つけたころには
処分されてしまっていたなんてことも
あるかもしれません。

これは警察が冷たいんではなく、
警察も沢山お仕事がある中で
保護もしているので限界の期間

警察は動物病院じゃないし、
餌だってお世話だって大変なんです。

保護する側の場合迷子のインコを
保護したときには、自分がしばらく
お世話をする覚悟をしてください。

まとめ

迷子のインコを保護したときの
対処はばっちりですか?

ポイント
  • 元の飼い主さんのためにも
    警察に届け出る
  • もし飼い主さんが見つからなかった
    時にどうするかも具体的に考えておく
  • インコを短期間飼育できる設備を
    整える

迷子の動物って保護が可能な子は
人懐こいので、放っておけないですよね。

でも、きちんとした手続きをとらないと
様々なトラブルが起きる可能性も
あります。

「うちで引き取る!」ってなったときに
スムーズに事が運ぶよう、
きちんと対処しましょう。

インコが迷子になったときの
見つけ方についても紹介しているので、
チェックしてください↓

⇒インコが迷子になった!見つけ方は?警察や掲示板を使った対応まとめ

自分のインコが迷子になったなんて、
大抵の人がパニックです。

近所を捜索するのも良いですが
相手は飛べる動物。

犬猫の常識にとらわれず、
様々な手段を使い捜しましょう。

 


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