カラスの寿命!120年生きるって本当なの?【徹底検証】

普段の生活の中で
どこでも見かけるカラスですが、
カラスの寿命ってご存知ですか?

電線に止まっていたり
飛んでいるところは見るけど、
カラスの死骸を見たことがある人は
かなり少ない
のではないでしょうか。

この死んだ姿を見かけないことから、
カラスは120年生きるのではないかという
まことしやかな噂があるほどです。

カラスの寿命はいったい何年なのでしょうか?

今回はこの謎に包まれたカラスの寿命や
カラスに関する不思議な噂を、
徹底的に調査してみました。

カラスの寿命は120年もある?

ほぼ毎日のように
その姿を目撃するカラスですが、
死んだ姿を見かけることは少なく
120年も生きる長生きな鳥と言われています。

ですがカラスは本当に
そんなに生きるものなのでしょうか?

実はこの120年というのは言い過ぎで、

  • 野生下で10年~15年
  • 飼育下で20年~30年

と言われています。

カラスのほとんどは野生で生息していて、
はっきりとした寿命はまだ解明できていません。

また他の動物に襲われたり
病気にかかるなどの原因で、
この寿命よりも短くなることもあります。

ですが餌を毎日餌をもらえ、
敵に襲われることのない飼育下の場合は、
野生下よりも寿命が長くなり、
中には60年も生きたという記録もあります。

カラスの研究がもっとすすめば、
もっとはっきりとした寿命が
わかるかも知れませんね♪

カラスの死骸を見ない理由は?

自然界で暮らすカラスの寿命は
10年~15年程と解説しましたが、
どうして死骸を見ないのでしょうか?

その理由はカラスの行動に秘密があります。

カラスは自分が弱ってきて死期が近づくと、
巣に戻って死を迎えます。

多くの鳥は弱っている姿を
他の動物に見せることはありません。

自然界に暮らす鳥たちは、
弱い姿を見せると
天敵に襲われる可能性が高くなります。

そのため自分の身を守るためにも、
弱い姿を相手見せないという習性があるのです。

カラスも病気や寿命などで弱っている時は、
自分の巣で動かずにじっとしていることが多く
ほとんどの場合は巣で最後を迎えるため、
死んだ姿を見ないのです。

また冬などで餌がとれない場合、
死んだカラスを仲間のカラスが
食べることもあります。

これらが死骸が見つからず、
120年生きる鳥という噂になった
原因でもあるのです。

カラスは葬式をするって本当?

こちらの動画は、
仲間のカラスが死んだ直後に
集まる様子を撮影したものです。

カラスの気になる行動として、
葬式をするという噂があります。

実際にカラスの死骸があると
他のカラスが周りに集まって鳴き声をあげ、
まるで仲間を弔っているように見えます。

ですがこれは葬式をしているわけではなく、
仲間が死んだことによって、

自分たちに危害を加える敵が
近くにいることを
他の仲間たちに伝えている
のです。

アメリカの研究者がカラスの死骸を持って
巣の近くに立つ実験を繰り返し行ったところ、
高い確率でカラスが騒ぎ出した
という結果があります。

これは死骸を持っていなくても
同じ人間がその場に立っただけで騒ぎ、
カラスは人間の顔も認識していたことが
この実験で証明されています。

もし近くでカラスの死骸を見つけた場合は
カラスから敵対視されないようにするためにも、
触らずに近づかないほうが得策です。

その他にもカラスは賢い鳥として
頭がいい鳥にみられる7つの特徴があります。
ぜひこちらの記事から
チェックしてみてくださいね。
⇒カラスが賢い理由!頭がいい鳥にみられる7の事実【まとめ】

カラスは死ぬときどんな風になるの?

カラスは死ぬ姿をめったに見せない動物ですが、
死ぬときはどんな風になるのでしょうか。

一般的には病気や寿命で死ぬ場合は、
巣の中や傍で眠るように死んでいる
そうです。

その後は他のカラスや、
犬・猫などに食べられてしまうこともあり、
あまり死骸が残っていることは少ないようです。

ですが事故などで突然死してしまうこともあり、
その場合は人の手で片づけられるか、
他の動物に食べられてしまうことが多い
です。

まとめ

今回はカラスの寿命や、
死骸を見かけない理由について
紹介してきました。

カラスは死ぬ姿をほとんど見せないため、
寿命が120年あるという噂もありますが、
実際には野生下で10年~15年、
飼育下でも20年~30年程です。

またカラスは死ぬときには
巣で息を引き取ることが多いため、
私たちが暮らしている住宅街では
その死骸はほとんど見かけません。

他の敵に襲われたりして死んだ場合は、
仲間にその場所と敵の姿の情報を伝え
時には襲ってくることもあるので、
死骸を見つけても近づかないのが得策です。

自然界でしか見かけないカラスですが、
ペットとして販売されている種類もいます。
雛の値段や入手方法については、
こちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒カラスはペットショップで販売されてる?雛の値段や輸入の方法まとめ

まだまだカラスの生態は不思議な部分が多く、
解明されていないことがたくさんあります。

謎に包まれたカラスの秘密が
これからの研究で明らかになるのを
期待したいですね♪


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