春頃に東南アジアから飛来し、
巣を作り子育てをするツバメ。
小さな雛が親に一生懸命
餌をねだる姿はかわいいものですが、
フンの被害に悩む人も多くなっています。
できれば作ってしまった巣を
撤去してしまえば簡単ですが、
自分たちで勝手に巣を壊すと
違反になることがあります。
今回はツバメの巣を壊すのが
違反になる場合と、
撤去する際に気をつけたいことを
詳しく紹介。
ツバメの撤去できるのか悩んでいる人も、
この記事を読めば疑問が解決しますよ!
ツバメの巣を壊すと違反になるって本当なの?
こちらの動画は、
ツバメの巣を撤去する様子を
撮影したものです。
ツバメの巣を壊すと
違反になると言われていますが、
本当なのでしょうか?
ツバメを含む野生動物は、
鳥獣保護法という法律で守られていて、
巣を壊したり捕獲することはできません。
ですが巣を壊すことは、
時期によっては違反にあたりません。
巣を壊すと違反にあたるのは、
巣の中に卵があったり、
雛がいる時です。
この時期は鳥獣保護法違反になるので、
注意が必要です。
ですが例えば雛の巣立ちが完了し、
巣にツバメや卵がなかったり
雛がない場合は、
撤去しても違法にはなりません。
まずは壊す時期によって
鳥獣保護法違反となる場合があることを
覚えておきましょう。
ツバメの巣を壊すと科される2つの「鳥獣保護法」の罰則は?
巣に雛やツバメがいる場合に
巣を壊すと違反にあたると紹介しましたが、
罰則はどうなのでしょうか。
鳥獣保護法に違反した場合の
罰則について紹介しましょう。
鳥獣保護法に違反すると、
- 100万円以下の罰金
- 1年以下の懲役
が科せられます。
ツバメを含む野鳥は法律で守られていて、
自宅の敷地内であっても、
巣を勝手に壊したり
撤去することはできません。
ですが子育て中以外や、
使っていない巣の撤去は
法律的には問題ありません。
もし巣を壊す場合は、
雛の巣立ちが終わった9月頃か、
ツバメが越冬でいなくなった
冬などに行うようにしましょう。
また壊した後にも、
巣を作りそうな場所に
入ってこられないようガードしたり、
対策をたてるとより効果的です。
ツバメの巣を壊す以外にNGな「鳥獣保護法」の3つ決まりとは?
ツバメが巣にいる時に
巣を壊すことは違法ですが、
それ以外にもやってはいけない
ことが3つあります。
鳥獣保護法違反にあたる
3つの決まりについて
次の章から詳しく解説していきます。
1.捕獲をする
まず1つめに、
ツバメを捕獲をすることは
禁止されています。
巣を壊したいからといって
親鳥や雛を捕獲すると
違反対象となるので
注意しましょう。
もし巣を作ろうとして
ツバメが飛んでくるようなら、
紐を垂らしたり、
天敵となる猛禽類やヘビなどの
おもちゃを設置すると、
怖がって巣作りを諦めてくれます。
2.卵の採取
鳥獣保護法の違反行為2つめは、
卵の採取です。
ツバメが産卵するのは
梅雨頃と言われています。
もし大人のツバメが
巣の中でじっとしていたら
抱卵中の可能性が高いです。
またツバメは一度目の雛が巣立ち後、
同じ巣で再度産卵する時があります。
卵がある場合は
巣を壊すことができないので、
よく観察してみてくださいね。
3.損傷させる
鳥獣保護法の違反行為3つめは、
損傷させる行為です。
例えば巣を作りにきたツバメや
巣にいる雛などにケガをさせると
鳥獣保護法違反により罰則が科せられます。
これはツバメだけでなく、
自然界で暮らす野生動物全てが該当し、
許可なく捕獲や狩猟することはできません。
巣を作り始める前なら
巣を作りそうな場所に紐を垂らしたり、
嫌がるニオイの忌避スプレーを
壁に吹きかけるなどして対処しましょう。
どうしても巣を壊すなら自治体へ連絡
ここまでツバメがいる時に巣を壊すと、
鳥獣保護法違反で罰則があることを
紹介してきました。
ですがあまりにもフンによる被害が大きかったり、
健康を害する危険がある場合は、
巣を壊したり捕獲の許可が
降りる場合があります。
まずは住んでいる自治体に
巣を撤去できるかどうか
確認してみましょう。
まとめ
今回はツバメの巣を壊すのに
違反となる場合や罰則、
その他のやってはいけない
3つのことについて紹介してきました。
ツバメを含む野生動物は
鳥獣保護法という法律で守られていて、
勝手に捕獲したりケガをさせたり
してはいけません。
巣を壊す場合も、
ツバメや雛がいると
壊すことはできないので
注意が必要です。
また巣を作らせないように
事前に対策をたてることもでき、
役立つアイテム5つを
こちらの記事で詳しく紹介しています。
⇒ツバメの巣を作らせないためには?対策に役立つアイテム5選はコレ!
ですがフンの被害など
緊急性が高い場合は、
卵がある場合でも撤去することが可能です。
まずは住んでいる自治体に連絡し、
巣を壊せるかどうか
相談してみましょう。
いずれにしても雛がいたり卵がある場合は、
そのまま巣立つまで待つのが一番です。
巣を壊す場合は巣立った後の9月頃か、
越冬している冬の期間などに行い、
次の年に巣を作られないように
対策をしてみてくださいね。