近年のペットブームで鳥を飼おうと
思っている人も多いかと思いますが、
その中でも最近人気なのがフクロウです。
ですがネットなどで検索してみると、
フクロウに似た種類でミミズクが出てきて、
同じ顔なのに何が違うのか
疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
私もはじめて見たとき、
その違いがよく分かりませんでした。
そこで今回はフクロウとミミズクの違いや、
特徴について解説していきます。
それぞれの違いが分かれば、
購入時にも迷わずに好きな種類を
選ぶことができますよ。
フクロウとミミズクの違いは?
こちらはぐっすりと眠りこんで
木から落ちてしまった野生のフクロウを、
撮影した動画です。
なかなか野生のフクロウを
ここまで身近でみることはできませんよね。
またこのフクロウはリュウキュウコノハズクと
呼ばれるミミズクの仲間ですが、
一見しただけではフクロウとの違いが
わかりづらいかと思います。
フクロウとミミズクは名前は違うけど、
どこが違うのでしょうか?
次の章から、
それぞれの特徴を紹介していきましょう。
フクロウの特徴
フクロウはフクロウ目フクロウ科の
猛禽類で日本をはじめ、
世界各地に分布しています。
森林伐採によるフクロウの住処の減少や、
ネズミなどの餌が減ってしまったとこにより、
種類によっては絶滅の危険性もあり、
植樹などの保護活動も行われています。
フクロウは他の鳥類とは違い、
お面のような平らな顔と、
両目が正面に付いた特徴的な顔をしています。
また首も大きく回るため、
左右それぞれ270度まで
回転させることができます。
ミミズクの特徴
ミミズクも実はフクロウと同じく、
フクロウ目フクロウ科の猛禽類で、
分類としてはフクロウと同じです。
ミミズクの特徴としては、
頭の横にピョンと飛び出た羽角が
ある種類をミミズクと呼んでいます。
ミミズクの名前の由来は諸説ありますが、
羽角が耳のように見えることから、
「耳が付く」でミミズクと
呼ばれている説があります。
ですがミミズクと呼ばれている種類でも、
この羽角がない種類もいますし、
羽角があるのにフクロウと
呼ばれているものもいます。
羽角の有無でフクロウかミミズクか
パッと見で分けることはできますが、
中には例外もいるので注意が必要です。
フクロウとミミズクの価格は違う?
ここまでフクロウとミミズクの
違いについて紹介しましたが、
それぞれをペットとして飼おうとした時、
販売価格は違うのでしょうか?
結論から言うとフクロウとミミズクでの
価格の違いはありません。
販売価格の違いは、
大きさや珍しさなどで決まっています。
一般的には10万円~50万円の間で
取引されることが多いですが、
人気の種類で価格を見てみると、
- 小型のコキンメフクロウが15万円~30万円前後
- 大型のシロフクロウが30万円~60万円前後
- 小型のスピックスコノハズクが20万円~30万円前後
- 中型のアフリカワシミミズクが25万円~30万円前後
となっています。
シロフクロウは流通が少なく、
大型のため価格が高めになっていますが、
その他はそれほど価格に
差がないことが分かります。
フクロウとミミズク飼い方の違いはある?
次にフクロウとミミズクの
飼い方の違いですが、
どちらも名前が違うだけで
同じ分類になるので飼い方は同じです。
フクロウとミミズクのエサは?
フクロウもミミズクも同じ猛禽類なので、
ペットとして飼育した場合、
肉食のエサを与える必要があります。
スーパーで売られている肉をあげれば
いいような気もしますが、
人間用に加工されている肉は、
内蔵などが取り除かれているため、
フクロウにとっては
栄養不足になってしまいます。
そのためフクロウには、
肉食動物用のエサとして売られている、
- ヒヨコ
- ウズラ
- ラット
など冷凍されているものを、
解凍して与えることになります。
またそのまま与えるのではなく、
皮や頭などを取り除き、
ひと口大の大きさにして
あげる必要があります。
解体する際に血が飛んだり
ちょっとグロい作業になるので、
苦手な人は猛禽類などの飼育は
難しいかもしれません。
フクロウとミミズク、懐く度合は違う?
フクロウとミミズクの懐く度合ですが、
同じフクロウ科の鳥なので、
違いはありません。
どちらかというと、
種類によっての違いのほうが大きく、
人に懐きやすいフクロウやミミズクが
ペットとして多く流通しています。
ですがフクロウはペット用として
改良された動物ではないため、
懐きやすい種類でも個体差がかなりあります。
雛の頃から育てればある程度は慣れますが、
犬や猫のようにベタ慣れする個体は
かなり少なめというのも
覚えておいてくださいね。
まとめ
今回はフクロウとミミズクの違いや特徴、
飼い方などについて紹介してきました。
フクロウもミミズクも同じフクロウ科なので、
基本的には同じになります。
見分け方のポイントとしては、
ミミズクには頭の横に耳のような
羽角と呼ばれる羽が生えています。
ですが種類によっては、
この羽角がないミミズクもいます。
またフクロウには、
鳴き声にも種類があるのをご存知ですか?
こちらの記事で詳しく紹介しているので、
チェックしてみてくださいね。
⇒フクロウの鳴き声には種類がある!種類別に意味を解説!
フクロウやミミズクは種類にもよりますが、
20年~30年程生きる
長生きな動物でもあります。
最後までしっかりとお世話ができるか、
よく考えて飼うようにしてくださいね。