カラスの羽の色は黒?構造やスピリチュアルな噂を徹底検証!

都心でも住宅街でも見かけ、
日本中どこでも生息しているカラス。

野鳥としては身近な存在で、
その黒い羽が特徴的ですが、
昔からカラスはその羽の色から、
不吉な存在とも言われています。

薄暗い山や神社などカラスが鳴くと、
ちょっと怖い感じもしますよね。

何かスピリチュアルなことも
カラスは予知できるのか、
カラスの羽の色には何か意味があるのか
気になっている人もいるのではないでしょうか。

今回はカラスの羽の色や、
カラスは縁起の悪い存在なのか、
気になるアレコレを徹底検証していきます!

カラスの羽の色は黒?

カラスの羽は一見すると黒色をしていますが、
実は正式には黒色ではありません。

カラスの羽の色は正式には「烏羽色」という、
黒色よりも若干青みがかった色
をしています。

烏羽色は別名で、
烏の濡羽色とも呼ばれれていて、
万葉集にも詠まれているほどです。

昔からこのカラスの羽色は、
日本人女性の美しい髪色とされていたのが
よくわかりますね。

また黒っぽいカラスの羽は、
メラニン色素によるものと思われがちですが、
この色味を出しているのは
構造色と呼ばれるものです。

構造色が一番わかりやすいのがシャボン玉で、
光りの当たり方によって見える色が
変わるのを経験したことがあるかと思います。

カラスの羽根の表面には皮のようなものがあり、
この部分に光が当たることにより、
青みがかった黒色に見えるのです。

これを薄膜干渉と呼び、
同じ鳥ではクジャクも羽に
構造色を持っています。

カラスの羽の構造はどうなってるの?

カラスが空高く飛んでいて、
トンビとケンカしている様子を
見たことはありませんか?

空高く上手に飛びながら、
獲物を探すトンビや鷹と、
縄張り争いをしているカラスは、
なぜあのように高く飛べるのでしょうか。

その秘密はカラスの羽の構造にあります。

飛行する際に重要な羽は風切羽と呼ばれ、
どの鳥にも備わっていますが、
カラスの風切羽は少し特殊な構造です。

目に見える風切羽を顕微鏡などで見てみると、
さらに細かい羽根が生えていて、
風の抵抗を抑えながら上手に飛べるような、
構造になっています。

この細かい羽根は水をはじく性質もあるので、
雨の中でも飛び回ることができるのです。

またカラスの風切羽は軽いのに
簡単に折れない羽軸になっているので、
強風にも負けずに
飛べるようになっているのです。

カラスの羽はスピリチュアルなことが起きるサイン?

さてここまでカラスの羽の色のヒミツや、
構造について紹介してきましたが、
カラスは不吉な存在というイメージもあり、
あまり良い印象が無い人も多いかと思います。

カラスの羽には、
スピリチュアルな意味が
あるのでしょうか?

気になる内容を
解説していきましょう。

またカラスが鳴くと地震が起こると
言われていますが本当なのでしょうか?
こちらの記事で気になる噂を解説しています。
⇒カラスが鳴くと地震が起こる?その理由&スピリチュアルな噂まとめ

カラスの羽のジンクスとは

スピリチュアルな世界では、
白い羽が近く自分の近くに落ちていると、
天使がそばにいる
と言われています。

この白い羽は天使からのメッセージで、
自分自身の運気上昇や、
いつもそばで見守っていることを
伝えているそうです。

では黒い羽は悪いことが起きる前触れ?
なんて不安になってしまいそうですが、
黒い羽も良いことのメッセージとされています。

実は黒い羽は白い羽よりも、
天使があなたを見守っているという
意味合いが強いと言われいるのです。

天使には黒い羽と白い羽、
どちらの天使もいるようで、
黒いから不幸になってしまうことは、
ないようです。

カラスの羽は縁起がいい?

カラスの羽はその色味から、
縁起が悪そうな気もしますが、
実は日本でも縁起の良い鳥として、
昔から有名
なようです。

例えばサッカーの日本代表の
マークに鳥の絵があるのですが、
あれは八咫烏(やたがらす)と呼ばれる、
日本神話に登場する3本足のカラスです。

この八咫烏は神武天皇を大和国へ
道案内したとされ、
昔から導きの神として崇められています。

またケルト神話でも、
戦いの神としてカラスが登場します。

日本ではどうしても黒色は
不吉なイメージになりがちですが、
ちゃんと調べてみると縁起の良い鳥として
世界中で愛されているのが分かりますね。

カラスの羽は汚い?菌がいっぱいって本当?

カラスの羽は縁起の良いものとして
紹介してきましたが、
見つけたらつい拾いたくなりますよね。

ですが都会のカラスはゴミを漁ったり、
野生の動物はなんだか汚いような気がして、
本当に羽を拾っても大丈夫か
心配になってしまいます。

カラスの羽には菌がいるのでしょうか?

菌はカラスだけではなく、
野生の動物にはほとんど付いているもので、
カラスだけが特別に菌が
付いているわけではありません。

汚さでいうと、
自然に落ちている石や葉を
素手で触った程度と言われています。

カラスの羽は触ると危険?

カラスの羽は手で触っても大丈夫なのか
気になるところですが、
カラスは野生の生き物ですので、
羽にもノミやダニがいることもあります。

これらは日光消毒や水洗いなどで
落とすことができるので、
気になる人は羽を洗ってからの
保管がおすすめです。

水で薄めた中性洗剤をコットンなどで
叩くようにして洗うと、
細かい羽の汚れも落とすことができます。

鳥のウイルスは基本的には
人には感染しないので、
そこまで気にする必要もありませんが、
インコなどの鳥を飼っている場合は別です。

野生の鳥は鳥インフルエンザに
感染していることも多く、
羽を持ち帰ることにより
飼っているインコなどに移ってしまうことも。

できれば鳥をペットとして飼育している人は、
落ちている野生の鳥の羽を
持ち帰らないようにしましょう。

まとめ

カラスの羽の色のヒミツや羽の構造、
スピリチュアルな意味
など紹介してきました。

カラスの羽は黒っぽい色をしているので、
なんとなく不吉なイメージがありますが、
日本でも世界でも幸運を運んでくれる
良い意味での言い伝えが多い鳥
でもあります。

カラスに悪いイメージを頂いていた人も、
今回の記事でカラスが良いイメージに
なったのではないでしょうか♪


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